トマト:ドライフルーツ

トマト

ドライフルーツにトマトを素材とした「ドライトマト」があります。もしかしたら、トマトはドライフルーツか、それともドライ野菜なのかという疑問をもつ人もいるかもしれません。

 

日本におけるトマトのくくりは、戦時中は果物として食されていましたが、食糧が豊富になるにつれ、トマトは野菜として見られるようになりました。また、アメリカにおいては、トマトが果物と野菜とどちらかという論争が起き、最高裁にてトマトは野菜であると判決がくだされました。

 

そう考えると、ドライフルーツのカテゴリで見ることの多い「ドライトマト」は、ドライ野菜ではないかと理屈っぽくなってしまいそうですが、例えドライフルーツとしてトマトが紹介されていたとしても、その豊富な栄養や使えるレシピのバリエーションにはまったく問題がありません。

 

ドライフルーツとしてのトマト(ドライトマト)には、動脈硬化や癌などの原因となる活性酸素を除去するとされるリコピンが豊富に含まれ、生のトマトにあるうま味成分グルタミン酸も強く引き出されることから様々なお料理に取り入れやすいのです。サンドウィッチや、ドレッシング、肉や魚料理の味づけといった調味料、イタリア料理にも人気の食材です。

 

話は、野菜か果物か?に戻り、近年では、糖度の高いフルーツトマトたるものが存在しています。これを使った様々なスイーツが話題を呼んでおり、もちろん、フルーとトマトをドライフルーツに使ったドライトマトも登場しています。もしかしたら、生のトマトは野菜としてくくられていても、ドライフルーツとしてのトマトは果物とされるときが来るかもしれませんね。

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